ほとんどの旅行者は、香港を訪れた際に他の複数の場所にも訪れる予定がある場合もあります。近くの都市に小旅行ができれば、旅行を最大限充実させることができるはずです。
香港と広東が地理的に近いことや補完し合う関係にある特徴などから、この2カ所は長い間戦略的なパートナー関係にあります。そのため広東省人民政府の協力により「144時間簡易ビザ」政策が2000年より実施されています。旅行者が10カ所の入境港*を経由することにより広東省への入境を簡素化し、珠江デルタ地域の観光の発展につなげています。
* 広州（Guangzhou）、深圳（Shenzhen）、珠海（Zhuhai）、仏山（Foshan）、東莞（Dongguan）、中山（Zhongshan）、江門（Jiangmen）、肇慶（Zhaoqing）、恵州（Huizhou）、汕頭（Shantou）
「144時間簡易ビザ」の取得方法は次のとおりです。
• 香港の登録旅行代理店が主催する団体旅行に参加する必要があります。
• 団体の参加人数は2人以上、40人以下とします。
• 広東省への出入境港は選択することができます（ただし汕頭（Shantou）は除きます**）。
• 上記の入境港から団体で入出境する必要があります。
** 旅行者は同じ港から出入境しなければなりません
広東省の出入境港では、入国審査官がパスポートと団体名簿を検査します。団体参加者は、パスポートへの出入国スタンプ押印の際の出入国カード記入は不要です。
「144時間簡易ビザ」を申請するための広東省の登録旅行代理店名簿（中国語のみ）
詳しくは、広東省文化・旅行庁（Department of Culture and Tourism of Guangdong Province）のコールセンター（+86 20 12301、複数言語に対応）までお問い合わせいただくか、http://whly.gd.gov.cn/をご覧ください。