【香港展示会】2023年、4つのトレード向け最重要展示会が 香港のビジネスイベント再開を牽引

2023年に香港で、ジュエリー＆ジェムワールド香港(JGW)、ジュエリー＆ジェムアジア香港(JGA)、

コスモプロフ・アジア、アジア・フルーツロジスティカ（アジア国際果実・野菜マーケティング展）という

世界有数の4つの主要トレードショーが再び開催されることになりました。

これは、香港政府観光局が、今後数年間に開催される30以上の主要なB2Bコンベンションの誘致に成功したことに続くものです。

これらのイベントには、合計で30万人以上の参加者が見込まれています。

香港政府観光局のMICE＆クルーズ担当ジェネラルマネージャー Kenneth Wong氏は、

「4つの主要な展示会が香港に戻ってくることを嬉しく思います。

この4つの展示会の再開は、香港の強固な基盤、良好なビジネス環境、豊富な観光資源、

そして香港・珠海・マカオを含むグレーターベイエリア（GBA / 粤港澳大湾区）がもたらす大きな可能性を示しており、

国際ビジネスイベントの誘致において香港が優位に立つことになるでしょう」と述べました。

香港政府観光局は、ビジネスイベントの誘致に努めています。

昨今の世界的ビジネスイベントの誘致成功は、香港が 「世界における出会いの場所」であることを強く証明しています。

■香港に再び戻ってくる世界トップレベルの展示会

香港で最大のジュエリーショー開催

↑ジュエリー＆ジェムワールド香港(JGW)

ジュエリー業界最大の B2Bソーシングショーが、2023 年に香港で凱旋開催されます。

業界を代表する最も象徴的な展示会であるジュエリー＆ジェムワールド香港（JGW）は、

2023年9月18日から22日までアジアワールド・エキスポ（AWE）で、

9月20日から24日までは香港コンベンション＆エキシビション・センター（HKCEC）と、

商品カテゴリー別に2つの会場で開催する予定です。

ジュエリー＆ジェムアジア香港（JGA）は、2023年6月22日から25日までの開催です。 

↑ジュエリー＆ジェムアジア香港(JGA)

主催者であるインフォーマ マーケット アジアのシニア・バイス・プレジデント David Bondi氏は、

「2023 年に再び香港でジュエリーと原石の最高の見本市が開催できることに感激しています」と述べています。

「この3年間で、ジュエリーの調達活動は、本格的な国際B2B見本市なしにはあり得ないことが証明されました。

私たちジュエリー業界は、香港に戻って、バイヤー、セラー、投資家が一堂に会し、

つながりや多くのビジネス成長のための重要な機会が得られることを非常に楽しみにしています。」 とも語りました。

アジア・フルーツロジスティカ － 2023年の実りある開催に期待

↑アジア・フルーツロジスティカ（アジア国際果実・野菜マーケティング展）

アジア・フルーツロジスティカ（アジア国際果実・野菜マーケティング展） は、

2008年以来、長年の開催地である香港に戻るという戦略的決断を下しました。

アジアは年間約1600万トンの生果を輸入しており、

アジア・フルーツロジスティカは青果サプライチェーン・ビジネスに関する地域随一の国際会議・見本市となっています。

アジア・フルーツロジスティカは、アジア・フルーツコングレスとともに、2023年9月6日から8日までAWEで開催されます。

主催者である Global Produce Events (HK) Co. Limited の マネージング・ディレクター、David Axiotis 氏は

「アジア・フルーツロジスティカ2023 が再び香港で開催されることを嬉しく思います」と述べています。

「香港には、他の追随を許さない効率性、つながり、ビジネスのしやすさ、有利な貿易政策、

ダイナミックな市場があるため、私たちは開催地に香港を選んできました。

最も重要なのは、香港がアジアの中心に位置し、中国本土へのゲートウェイであるという優位性です。

香港に戻り、将来性のある新しいインフラや会場開発を直接確認し、

グレーターベイエリアがもたらす膨大なビジネスチャンスを体験するのがとても楽しみです。」とも語りました。

来年はさらに進化したビューティーフェアを目指す

↑コスモプロフ・アジア

美容関連でアジア太平洋地域最大のB2B展示会であるコスモプロフ・アジアも来年、香港に戻ってくる予定です。

「1996年に香港で初めて開催して以来、一貫して成長を続けており、2019年は今日までで最も成功した展示会となっています。

香港で展示会を開催することで、急成長しているアジア太平洋地域の美容ビジネスを調査しようと、

アジアや中国本土だけでなく、全世界からバイヤーやセラーが訪れ、規模拡大に大きく貢献しています」と

インフォーマ マーケットの商業開発担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントのMichael Duck氏は述べています。

世界トップクラスの国際会議の強力なラインアップ

世界で最も重要なリウマチの地域会議の1つである、第24回アジア太平洋リウマチ連盟学会（APLAR）が、

2022年12月6日から9日まで香港で再び開催され、パンデミック以来最多となる海外からの参加者を迎え入れました。

さらに、今後数年のうちにビジネス、航空、革新技術、医療科学といった分野の複数の国際会議が、香港を舞台に催される予定です。

例えば、世界で最も影響力のある技術会議の1つであるRISEは、2024年から5年連続で香港にて開催される予定です。

2015年に香港で初めて開催されて以来、アジア最大の技術会議となり、

CNBCによると、東西両国の企業が新しい市場で人脈を作るための重要な窓口となっています。

また、世界的に注目されているWeb3イベントの1つである「WOWサミット」は、

2023年３月29～30日に香港で催され、アジア太平洋地域初の開催となる予定です。

MICE産業の回復に向けた総合サポート

香港のコンベンション・展示会産業の早期回復を図るため、

香港特別行政区政府は、対象となるイベントの会場使用料を2023年6月30日まで無料とし、

３年以上香港で開催される定例の展示会には新たな補助金を支給するなど、

これまでにない強力な支援策を打ち出しています。

さらに、2023年6月30日までに香港貿易発展局（HKTDC）が主催する

展示会に出展する企業・自治体には出展料の50％が補助されます。

この補助金は１小間当たり１万香港ドル（約186,000円）が上限で、１出展社10小間まで。

同期間、HKTDC主催の主要コンベンションにも参加費の50％（１回の上限は１万香港ドル）が助成されます。

日本からの参加も対象となるため、渡航の際には詳細を確認しておきましょう。

香港政府観光局は、香港のMICE産業の回復を促進させ、

MICE開催地としての香港の地位を確固たるものにするために包括的な戦略を策定しました。

香港政府観光局は、MICEイベントの開催権を獲得し、香港にビジネス客を呼び込むための競争力を上げるため、

MICE関連産業への財政支援を大幅に強化する予定です。

香港は、競争力のある入札条件を用意することで、MICE産業を新たな高みへと導く準備を整えています。