日付: | 04 Jan 2023 |
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「絶えずお客さんや同業者から最新情報をもらえるし、 仕事で移動中にいろいろなところで食事をしているから、 タクシーの運転手さんは絶対地元の美味しいお店に精通しているはず」と 思っている人も多いのでは?
ということで、今回は香港でタクシー運転手歴15年という、 エリックさんにオススメの美味しいお店を3軒紹介してもらいます! 音声は広東語で、英語・広東語字幕付きの各2分半ほどの動画ですが、言葉がわからなくても大丈夫。 きっとレストランの雰囲気や美味しそうな食事は映像から十分伝わります!
紹介されているお店の詳細情報も記しておくので、観光客にはまだ知られていない、 隠れた香港グルメを是非チェックしてみてください!
エピソード1: 大帽山の麓にある「瑞記茶楼」の点心 まずは、香港で一番高い山、大帽山(Tai Mo Shan / 標高957m)麓の川龍村(Chuen Lung Estate)にある 「瑞記茶楼(Duen Kee Chinese Restaurant)」へご案内。 ここは朝6時から14時まで開いていて昔ながらの飲茶が楽しめるので、ハイキング前の朝食などに是非。
↑【動画 2分41秒】エピソード1: 大帽山の麓にある「瑞記茶楼」の点心
このお店ではいろんなことがセルフサービス。 自分で茶葉を選んで急須に入れてお湯を注ぎ、お箸や好きな点心も一緒に持ってご自分の席へ。 ここで絶対食べるべき一品は、何と言っても、きれいな水と空気で育てた川龍村産のクレソン(watercress / 西洋菜)! ゆでたものにオイスターソースをかけて召し上がれ。
ここのもう一つの名物は「ハーブ入り餅菓子(Chinese fevervine cha kwo / 雞屎藤茶粿)」。 「茶粿(cha kwo)」は、もち米で作った客家(はっか)の伝統菓子。 これに香港でよく使われる薬草「ヘクソカズラ(Chinese fevervine / 雞屎藤)」を入れた一品です。
食事の席は上の階がお勧め。郊外の風景や鳥かごの鳥のさえずりで、のんびりと飲茶が楽しめるはず。
端記茶樓(Duen Kee Chinese Restaurant) 住所: 荃灣荃錦公路川龍村57-58號 / 57–58 Chuen Lung Estate, Route Twisk, Tsuen Wan Tel: +852 2490 5246 https://www.facebook.com/TuenKee/
エピソード2: 旺角にある茶餐庁「四宝食堂」の骨付きポークごはん 次に、エリックさんが案内してくれるのは、 観光客にも行きやすい旺角(Mong Kok)にある茶餐庁(チャーチャンテン)。 「茶餐廳(Cha Chaan Teng)」とは、日本でいう喫茶店のようなところ。 朝早くから深夜まで営業していて、お茶したり、食事したりと使い道はいろいろ。 休憩や時間のない時の食事に使うなど、知っていると香港散策にとても便利です。 日本の洋食のように、香港で独自に進化した西洋風の料理がたくさんあるのも観光客には面白いはず。 今回、エリックさんは「四寶食堂 旺角店(Fortress Kitchen Mong Kok)」を紹介してくれます。
↑【動画 2分21秒】エピソード2: 旺角にある茶餐庁「四宝食堂」の骨付きポークごはん
このお店は2020年12月6日にオープンしたばかり。 壁は花でいっぱいのデザインで女性も家族も入りやすい雰囲気です。 メニューも漢字と英語表記なので、日本人にはオーダーしやすいかも。
エリックさんのここの定番は 「ネギ油の骨付きポークごはん 目玉焼き添え(Pork Chop Rice in Scallion Oil with Fried Eggs / 蔥油豬扒蛋飯)」と 「ミルクティー(Milk Tea / 奶茶)」。 お店こだわりの厚めに切った骨付きポークがすごく美味しそう!
ほかに、「なめらか卵のチャーシューごはん(BBQ Pork Omelette with Rice / 叉燒滑蛋飯)」や 「コーンビーフ・マカロニ 目玉焼き添え(Corned Beef Macaroni with Fried Egg / 鹹牛肉煎蛋忌廉通粉)」、 「香港式フレンチトースト(French Toast / 西多士)」なんていう茶餐庁らしいメニューも登場します。
エリックさん曰く、茶餐庁のいいところは 「早いサービス、出来立て料理とそのボリューム、そして爽快な味付け」なんだそう。 上手に利用できれば、香港観光の達人に?
四寶食堂 旺角店(Fortress Kitchen Mong Kok) 住所: 旺角豉油街23號地舖 / G/F, 23 Soy Street, Mong Kok Tel: +852 2342 4344 https://www.facebook.com/people/四寶食堂-旺角店/100064270412759/
エピソード3: 深水埗にある、ビブグルマンに輝く「増輝芸厨」の醤油鶏 エリックさんが最後に紹介してくれるのは、深水埗(Sham Shui Po)にある「增輝藝廚(Glorious Cuisine)」。 ここは「大牌檔(Dai Pai Dong)」という香港式屋台のお店ですが、 『ミシュランガイド香港・マカオ』でビブグルマンにも選ばれていて、メニューはなんと200品以上!
↑【動画 2分30秒】エピソード3: 深水埗にある、ビブグルマンに輝く「増輝芸厨」の醤油鶏
エリックさんがお店に着いたのは仕事終わりの22時頃。 このくらいの時間だと多くの飲食店は閉まってしまいますが、 日暮れからようやく忙しい時間を迎えるのが大牌檔。 まだまだお店は賑わっています。 地元の人たちに混ざって道端で食事というのも、旅の上級者っぽくていい感じ。 オープンエアのキッチンでダイナミックに作る料理も見えて、香港を感じられること間違いなし。
このレストランを始める前、オーナーの明(みん)さんは鶏肉専門の肉屋を営んでいたので、 チキンについては右に出る者はいないほど。 是非ここでは「醤油鶏(Chicken in Soy Sauce / 頭抽雞)」をオーダーしたい。
他に、動画では「クミンが香るポークスペアリブ(Sauteed Spare Rib with Cumin / 孜然豬串骨)」や 「バンウコン仕立ての鳩のロースト(Roasted Pigeon with Fresh Sand Ginger / 新鮮沙薑焗乳鴿)」、 「イカのすり身入り中国揚げパン(Fried Dough Stuffed with Cuttlefish Paste / 鬼馬釀油條)」、 「鴨血とカナダ産つぶ貝の煮込み(Duck’s Blood and Canadian Whelk Stew / 鴨血翡翠螺)」も登場します。
=增輝藝廚(Glorious Cuisine)= 住所: 深水埗石硤尾街31-33號地舖 / 31-33 Shek Kip Mei Street G/f, Sham Shui Po Tel: +852 2778 8103 https://zh-hk.facebook.com/gloriouscuisine
さて、タクシー運転手歴15年のエリックさんが勧める香港グルメ3選、いかがでしたでしょうか? 次回香港に行く際には、是非隠れた香港グルメも堪能してみてください!
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