5月15日より香港では熱中症予防のための3段階警報を導入

近年、夏になると日本でも熱中症対策が喚起されますが、

香港では5月15日より熱中症防止のための3段階の警報システムが導入されました。

これは勤務時間に、雇用主と従業員が共に不快指数レベルを認識し、対応するためのものなのですが、

夏に香港へ渡航する旅行者も上手に活用したいところ。

きちんと熱中症を予防し、香港滞在を元気に楽しみましょう！

職業安全健康局　熱中症にご注意を！（広東語・英語字幕付・19秒） Beware of Heat Stroke - Prevention of Heat Stroke at Work

では、新しい警報システムをご紹介します。

屋外やエアコンのない室内環境で勤務する際、雇用主も従業員も簡単に不快指数レベルを認識できるよう、

香港特別行政区政府 労工所は5月15日より3段階（アンバー、レッド、ブラック）の

警報システム「勤務時の不快指数警報（Heat Stress at Work Warning / 工作暑熱警告）」を導入しました。

「香港不快指数（Hong Kong Heat Index (HKHI) / 香港暑熱指數）」は、

湿球黒球温度指数（Wet Bulb Globe Temperature Index / WBGT）に基づき、

香港天文台と中文大学医学院が共同で開発した熱ストレス指数。

算定には、環境温度、湿度、空気流動、太陽放射レベルなどの気象データを使い、

香港内の入院者数も考慮されています。

指数が30を超えた場合には、しかるべき熱中症予防対策を取る必要があるので、

警報が出た場合には、こまめな水分補給や日陰の利用、日傘や帽子の着用など、

意識して予防に心がけましょう！

なお、この新警報システムは香港天文台のホームページや

無料アプリ「MyObservatory」でご確認いただけます。

情報を活用して、夏のご旅行をより元気に楽しく！

香港天文台URL（英語・中国語）:

https://www.hko.gov.hk/en/index.html

香港天文台 無料アプリ「MyObservatory（英語・中国語）」ダウンロード：

iOS (App Store)

Android

香港特別行政区政府 労工所　勤務時の熱中症予防について（英語・中国語）：

https://www.labour.gov.hk/eng/news/prevention_of_heat_stroke_at_work.htm