7月2日、香港国際空港は新スマート保安検査システムを導入 機内持ち込み手荷物からPCや液体の取り出しが不要に
日付: | 22 Jul 2024 |
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乗客の利便性と運用パフォーマンスのさらなる向上のため、 7月2日、香港国際空港管理局(Airport Authority Hong Kong / 香港機場管理局)は 香港国際空港(Hong Kong International Airport / 香港國際機場)に新たなスマート保安検査システムを導入し、 段階的に稼働させていきます。
この新スマート保安検査システムを利用するお客様は、 従来のように保安検査場にてパソコンや携帯電話などの電子機器や、 液体物、エアロゾル、ジェルを機内持ち込み手荷物から取り出す必要はありません。 2D性能の既存システムの代わりに、コンピュータ断層撮影(CT)に基づいた 360度の最新X線3Dスキャニング技術を用いることにより、 電子機器や液体物も機内持ち込み手荷物に入れたままで検査をすることが可能となりました。 さらに、この新システムにはトレイの自動回収、内蔵型トレイ殺菌、 トレイ上の忘れ物をお知らせする自動アラートなど、お客様に便利な機能も搭載されています。
金属探知機ゲートで反応があった場合には、 従来のハンド式金属探知機の代わりに新しい全身ボディスキャナーで検査を行います。 全身ボディスキャナーに使われている高度なイメージング技術によって 隠れているどんなアイテムも正確に把握でき、 さらに、お客様と検査員の身体的な接触も減らすことが可能となりました。 お客様のプライバシー保護の観点から、 スクリーン上にはシンプルな身体の輪郭のみが映し出されるようになっています。
ターミナル1には、新スマート保安検査システム50経路と 全身ボディスキャナー32台が段階的に導入されていきます。 最初に設置されたのはターミナル1の南・北出発出国検査ホールで、 2024年7月2日から運用が開始されています。 この新スマート保安検査システムの導入によって、 お客様の利便性以外に、業務効率もアップし平均処理能力が20%上がる見込みです。
実際に新スマート保安検査システムを体験する、 香港特別行政区政府 運輸物流局 林世雄局長のFacebook投稿動画(28秒)はこちらでご覧いただけます。
詳細は下記プレスリリース(英語・中国語)にてご覧ください。 最新システムの導入で香港からご帰国いただく際のプロセスが変わります。 お客様へ出入国手続きの詳細をご案内いただいている場合には今一度ご確認をお願いいたします。
香港国際空港プレスリリース(英語・中国語): https://www.hongkongairport.com/en/media-centre/press-release/2024/pr_1727 *新スマート保安検査システムのイメージ画像も掲載されています。 |